津山市立幼稚園PTA連絡協議会(北山結香会長)は14日、公立幼稚園(つやま西、つやま東)の教育の振興と充実を図るため、環境の改善についての要望書を市に提出した。
内容は▽近年共働きの家庭が増える中、負担を減らすために給食の提供を始める▽情緒面などで配慮が必要な子どもや外国籍の幼児が増加傾向にあり、一人ひとりに応じた対応ができるように教諭の配置を望む▽公立幼稚園に入園を希望する人のニーズに応えて、2023年以降に減らした3歳児クラスの利用人数を戻すなど―の5項目。
2園の役員ら7人と市役所を訪れた北山会長は谷口圭三市長に要望書を手渡した後、「社会の変化に応じて保護者たちの思いや各家庭の生活環境も変わってきている。幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期。園児一人ひとりの健やかな成長を願い、ご検討いただきたい」と請願。
谷口市長や有本明彦教育長らは「子どもたちのために園の充実を図るには、保護者たちが安心して送り出せる状況をつくらないといけないと考えている。関係機関と連携して計画的に考えていきたい」などと答えていた。
