津山市は、新修津山市史本編の初刊となる資料編『考古』を刊行し、26日から一般販売を開始する。旧石器時代から近世にかけた資料を収録し、津山の考古遺跡についての概説書と言える内容に仕上がっている。
市内の考古遺跡のうち、考古学上重要、または特色のある225遺跡を紹介。時代の区分別に文章・写真・図面などで説明し、巻頭には主要遺跡の画像をカラーで載せている。本文冒頭には市内の遺跡概説やこれまでの研究史、行政発掘を主体とする発掘調査の歩みをまとめ、巻末には関係発掘調査報告書や研究文献一覧、市内遺跡一覧などを併載した。
A4版、巻頭カラー10㌻、本文633㌻。1冊7000円(税込み)。津山郷土博物館と市内書店で販売する。1000部印刷し、販売するのは700部。郵送などの問い合わせは、同博物館(☎224567)まで。
市は、市町村合併後の全市域を対象とした新たな市史編さんに着手するため、2013年に市史編さん室を設置し、作業を行ってきた。今後の刊行は、21年に資料編『古代・中世』、23年に通史編『自然風土・考古・古代』、24年に資料編『近現代』、25年に『近世』を予定している。
p
26日から一般販売を開始する新修津山市史資料編『考古』
新修津山市史本編の初刊となる資料編『考古』を刊行
- 2020年11月17日
- 歴史・文化