岡山県苫田郡鏡野町の恩原高原スキー場で、植えられているニッコウキスゲが咲き始め、鮮やかな黄色い花々が緑豊かな初夏のゲレンデを彩っている。最盛期は今週末とみられ、2日から23日まで同所を無料開放している。
パノラマゲレンデにある約50アールの花畑にオレンジ色がかったノカンゾウも含めて1万8000株を植栽。初日、高原の涼しい風が吹く中、早速訪れた観光客は、新緑と美しい花が織りなす絶景を愛でながら、写真を撮るなどして思い思いにすごしていた。
岡山市南区彦崎から家族と訪れた小学生・中島成海さん(9)は「初めて来た。自然あふれるきれいな景色で、とても気に入った。スキーができると聞いたので冬にまた来たい」と話していた。
期間中の土、日曜日(8、9、15、16、22、23日)はカフェがオープンし、特製弁当や団子と茶のセットなど提供している。このほか、8、9、15、16日は電動アシスト付き自転車(EーBIKE)のレンタル、9、15日は周囲の散策を楽しむ企画「高原新緑ウォーク」を行う。イベントに関する問い合わせは、鏡野観光局(TEL:0868-52-9100)が受け付けている。
同所は夏場のスキー場を活用しようと、鏡野町が事業を立ち上げ、2015年から整備を進めてきた。現在は上斎原振興公社が管理している。