長距離を移動し“旅をするチョウ”と呼ばれる「アサギマダラ」が岡山県真庭市西原地区のフジバカマ園に飛来し、優雅な舞を見せている。
アサギマダラは羽を広げた大きさが10センチほどになり、透き通るような青緑の浅葱(あさぎ)色が特徴。春に北上し、秋になると南下して暖かい土地で越冬する。海を渡ることでも知られる。
JR美作落合駅の東側の県道路沿いの畑(大本家康さん所有)に、同チョウが好むフジバカマを植栽。10日に2匹の飛来が確認され、住民や愛好家らがひらひらと舞う美しい姿や花の蜜を吸う様子を撮影するなどして自然の神秘に触れている。
フジバカマ園を整備した屋敷宗平さん(74)=同市下市瀬=は「多くの人にアサギマダラの魅力を知ってもらい、地域の活性化にもつながればうれしい」と話している。
目印ののぼりを立てており、自由に入場できる。
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