連合町内会東津山支部(岸本常義支部長)の防災研修会が25日、岡山県津山市川崎の津山東公民館で開かれ、14町内から参加した30人が防災・減災の取り組みについて認識を深めた。
防災士の原田純志さん(日上)が講師を務め「災害時に命を守るために大切な事前の備えはフルオーダーメイド。地域で課題を見つけて取り組んでゆくべき」と前置き。
能登半島地震の被災地で飲料水より生活用水が不足している現状などを挙げ、有事の「不安」「不便」「不満」を減らすための自助、共助の内容を説明した。さらに県初の地区防災計画を策定した城西まちづくり協議会などを例に、想定される災害と地区の人口や特徴を把握して自主防災組織が対応を考え、避難所運営のルール作りをする重要性を強調。
総括して「それぞれ地区の特徴に合わせた新たな災害対応の仕組みづくりが必要。突然の共助は難しく、日ごろから顔の見える付き合いをし、安心なまちづくりに取り組んでほしい」と呼びかけ、参加者は熱心に耳を傾けていた。