美咲町は8日、旭小学校と旭中学校が統合してできる「旭学園」の2023年度開校に向け、同町西川の同中学校敷地内で、施設の増築・改修工事安全祈願祭を行った。県北初の義務教育学校になる。完成は来年3月24日。
既設校舎(約2759平方?)と体育館を補修するほか、延べ床面積約1094平方?の鉄骨2階建てを新設。新しい校舎の2階には8、9年生(中学2、3年過程)の教室と理科室、多目的教室、1階には住民らも使える図書館や「地域開放室」などを配置する。総事業費は約6億円。
式には関係者約20人が参加。大垪和西の八幡神社・矢木康敬宮司が祝詞を奏上し、青野高陽町長らがくわ入れを行った。青野町長は「『地域創生は教育と人づくりから』というわれらの強い思いを具現化し、学校を核とした地域づくりの新たな拠点施設が生まれると確信している」とあいさつした。
少子化対策やキャリア教育の促進など持続可能な学校教育体制のあり方を検討する中で、旭地域住民や小中学生の保護者から学校存続の要望書が提出されたことをきっかけに同校の設立を決めた。
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旭学園増設校舎完成予想図
旭学園 2023年度開校に向け安全祈願祭