津山弥生の里文化財センター=岡山県津山市=で、企画展「昔の勉強道具」が開かれ、明治から昭和中期に小学生が使ったレトロな道具が来館者を楽しませている。11月30日まで。
津山市内の小学校や各家庭から寄贈された40点を、3階第4収蔵庫内に展示した。小型プラネタリウム投影機や旧式顕微鏡、天びん、電流計、幻灯機など大人には懐かしく、子どもたちにとって初めて目にするものがずらり。明治40年発刊の植物図鑑や各国の軍艦の数が記された世界地図、墨つぼと筆を容器に収めた携帯用筆記具も時代が感じられて興味深い。
同センターは「現代の学習道具との違いや変遷が学べる。気軽に足を運んでほしい」と話している。