「加茂五葉(かもいつは)春の蔵祭り2025」が22、23の両日、岡山県津山市の多胡本家酒造場で開かれ、春を呼ぶ華やかな香り漂うなか、待望の蔵出し生酒の即売をはじめ、試飲会や地元グルメ販売、酒かす詰め放題など多彩な催しがあり、大勢の家族連れらでにぎわった。
同所で蔵出ししたばかりの大吟醸や純米酒、にごり酒など計7種がお目見え。飲み比べをしながら濃厚でみずみずしい味わいや香りを堪能したり、お目当ての品を買い求めて列を作ったりした。キッチンカーが来場し、同酒蔵の酒かすを使ったおつまみやちらし寿司、コラボスイーツなどが人気を集めた。甘酒のふるまいもあり、喜ばれた。
倉敷市から夫婦で来て、試飲していた会社員の野尻誠喜さん(58)は「津山の酒蔵は初めて。昨年の米は苦戦していると聞いていたが、き憂だった。また来たいですね」と話していた。
