岡山県真庭市の普門寺敷地内で、約150株あるシャクナゲが見ごろを迎え、新緑に映える色とりどりの花が行楽客らの目を楽しませている。
林に囲まれた花見庵周辺では淡いピンクや赤、白などの西洋シャクナゲが咲き誇り、八重桜、枝垂れ桃も彩りを添えて春らんまんの情景。訪れた家族連れらがゆったりとめでながら散策し、スマホで写真を撮るなどしている。境内では薄紅色の日本シャクナゲも咲き始めているが、今季は樹齢約130年の老株の花付きが悪いという。
夫婦で訪れた和気町の青木純子さん(79)は「ここは初めて。種類が多いし、自然に近い景色の中に咲いているのがいい。山寺の趣もすてきで、心癒やされました」とにっこり。
同寺によると、月末にかけて見ごろが続く見込み。花見庵ではおむすびやだんごを販売しているほか、21日までは「花の山寺 春の花まつり」(上田村おこしの会主催)が開かれ、飲食や特産品の販売、桜柄の特別御朱印拝授(300円~)もある。
問い合わせは、普門寺の和田さん(TEL:090―7977ー0521)。