来年の米の作柄を占う「湯立て神事」が10日、総社の美作総社宮で行われ、大釜の湯花の沸き立ち具合から、「早稲(わせ)と中稲(なかて)は豊作、晩稲(おくて)は並作となる」と出た。
江戸時代から続く神事で氏子や総社保育園の園児ら約30人が参加。神主が太鼓を打ち鳴らし、吉田治生宮司が境内に据えた釜の煮えたぎる湯を青竹の矛(ほこ)でかき混ぜる。渦を巻いたところで引き上げ、真ん中の泡立ち具合を見て、3回占った。
この後、釜にひたした湯笹(ゆざさ)を氏子に向かって振り、新しい年を元気に迎えられるよう厄を払った。
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美作総社宮の湯立て神事
来年の米の作柄を占う「湯立て神事」、美作総社宮で行われる
- 2020年12月11日
- 祭事・神事・法要