「津山市子どもまつり つやまプレーパーク」(津山市子どもまつり実行委主催)が1日、岡山県津山市神代の久米ロッジで開かれ、未就学児や小学生らを連れた家族連れらが、秋が深まり、木々の葉が色づき始めた森の中を散策するなどして自然にふれた。
市次世代育成課や市子ども会連合会などでつくる津山市子どもまつり実行委主催の恒例行事。今回は里山での体験を通して豊かな感性や心を育んでもらおうと、公園から森に場所を移して初めて実施。みまさかネイチャーゲームの会・永井義彰会長(54)が案内、指導役を務め、市内に住む6組計15人の家族が参加した。
始めに、永井会長から注意事項を聞いた一行は宝探しゲームに挑戦。「紅葉や黄葉」「今まで見たことが無い実や葉っぱ」「どんぐり」といった、拾ってくる「宝物リスト」をもらい、ロッジを出発して久米山の中へ。緩やかな山道を歩きながら子どもたちはあちこちに目を向け、コナラや樫(かし)、アベマキの木の実や、ウリハダカエデ、カクレミノの葉などを集めていった。
ロッジに帰ってからは収集したものを並べ、永井さんが一点一点を解説。中には虫が植物に寄生したことで葉にこぶ状の突起できる「虫こぶ」といったのもあり、興味津々な様子で聞いていた。
高倉小学校3年生・松永紗弥さん(9)は「あまり山の中へ入ったことは無く、珍しい植物や花が見つかって楽しかった。自然の中は静かで気持ちがほっとする」と話していた。
