森忠政392年忌法要 参列者遺徳しのぶ 森藩時代を語る会主催/岡山・津山市

祭事・神事・法要 読経が響く中、焼香する会員たち=岡山県津山市で
読経が響く中、焼香する会員たち=岡山県津山市で
         

 津山藩初代藩主・森忠政(1570~1634)の命日の7日、森家にゆかりがある岡山県津山市の妙願寺で392年忌法要が営まれ、参列者が遺徳をしのんだ。

 森藩時代を語る会(髙山科子会長)が主催し、会員約20人が参列。本尊の阿弥陀如来像の前に忠政公の位はいが置かれ、第16代目の森順正住職(29)の読経が響く中、一人ずつ焼香していった。

 髙山会長は「津山市をつくった忠政公の顕彰を進め、みなさんで盛り上げていくことが一番の供養になると思っている。嵩正前住職を引き継いでいきたい」と話した。

 この後は勉強会が開かれ、会員たちは森藩時代について知識を深めたほか、総会では同会50周年記念誌の編集や、津山市と忠政公の出身地・岐阜県可児市との歴史友好都市縁組が締結して30年の節目を迎えることから記念事業計画への協力を検討することなどを決めた。

 同寺は、森忠政の母・妙向尼の発願によって美濃金山(現岐阜県可児市)に建立。森忠政が1603(慶長8)年に津山に入封した後、17(元和3)年に現在の地に移ったとされる。

読経する森順正住職
読経する森順正住職


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