武蔵武道館の鏡開き式と剣道の初稽古(同館など主催)が2023年1月7日、岡山県美作市今岡の宮本武蔵顕彰武蔵武道館で開かれ、関係者ら約70人が気持ちを新たにして新年のスタートを切った。
同市内の剣道スポーツ少年団の団員や各中学校、高校の剣道部員たち計46人が参加。式では萩原誠司市長が「昨年のコロナ禍に比べ、さまざまな取り組みができるようになった。今年は大きく上達、進歩する年となるように願う」とあいさつした。
式の後は、英田剣道連盟に所属する有段者約20人との合同稽古を実施。小中学生や高校生らは剣道六段以上の高段者の指導を受けながら竹刀を交え、鍛錬に励んだ。最後に原直史同館名誉館長が「念願は人格を形成する。継続は力なりという言葉がある。目標に向かって努力する人は立派な人に成長する。剣道を続けてほしい」と話し、一同は静かに耳を傾けていた。
大原中学校剣道部の3年・渡瀬快斗君(15)は「今日は勉強にもなった上、とても楽しかった。剣道3段を目指し、これからも修練を重ねていきたい」と決意を示した。