1917年に病院として建設され、その大正ロマンを感じさせる外観で地元の人に愛されている城西浪漫館=岡山県津山市=で、紀行作家・建築家の稲葉なおとさんの写真展「建築と祭」が開かれ、津山の美しい歴史的建造物や華やかな祭りの風景写真が来館者を魅了している。29日まで。
2階の浪漫館ギャラリーに25点を展示。1909年に建てられた洋風建築の土居銀行津山支店、意匠が際立つ妹尾銀行林田支店、雪化粧した津山高校本館、寺社に見られる構造をコンクリートで表現した津山文化センターなど、名建築の見ごたえある姿を巧みに撮影。
伝統ある徳守神社のだんじりと獅子練り、大神輿(みこし)などを迫力とともに幻想的にとらえ、その魅力を紹介している。
また、「ここがスゴイぞ!!」として、子どもたちにも分かりやすいよう、稲葉さんによる文章を添えて解説している。
城西浪漫館、住所岡山県津山市田町122、午前9時半〜午後4時半。月曜定休。入場無料。