「鉄道館」来館40万人に 扇形機関車庫活用の施設 節目の小2に無期限パスポートなど/岡山・津山市

経済・産業 40万人目の沼本琉希君(中央)と家族
40万人目の沼本琉希君(中央)と家族=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市大谷の「津山まなびの鉄道館」の来館者数が23日、40万人に達し、記念式典が行われた。

 

 40万人目は岡山市南区の小学2年・沼本琉希君(7)。家族と一緒に撮影が行われた後、同館からは無期限パスポート、JR西日本岡山支社からは公式キャラクター「くまなく・たびにゃん」のぬいぐるみなど計25点が贈られた。

 

 記念に旧津山扇形機関車庫に取り付けている「旅立ちの汽笛」を鳴らした琉希君は「びっくりしたけど、とてもうれしい。プレゼントは弟と仲良く分け合いたい」。弟の琉杜君(3)は贈られた列車のおもちゃを手に「かっこいい」とにっこり。母親の真依さん(34)は「初めて訪れた場所でいい思い出ができた。また息子たちと来たい」と話した。

 

 稲葉伸次館長は式典で「県北に来る観光客をもてなす施設としてこれからも頑張っていく」とあいさつした。

 

 同館は2016年4月、鉄道学習施設としてJR津山駅構内にある扇形機関車庫を改修してオープン。県内外の親子連れや鉄道ファンらが訪れ、17年6月に10万人、19年3月に20万人、21年3月に30万人に達した。昨年は約5万8000人が来館したという。


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