津山信金 詐欺対策 津山署とチラシ配る

事件・事故 津山信金 詐欺対策 津山署とチラシ配る
         

 特殊詐欺被害の防止策として、過去3年間にキャッシュカードで現金を引き出していない70歳以上の高齢者の出金制限が、県内の全7信用金庫で20日から始まる。津山信用金庫は15日、山下の本店で津山署員と一緒にチラシを配って広報した。
 県警の要請を受けた取り組み。2018年4月1日以降に利用した履歴のない人が対象となり、窓口で申請しない限り、ATMでキャッシュカードを使って1日に10万円を超える現金が引き出せなくなる。
 この日は、職員と同署生活安全課の署員7人がATMコーナーの出入口近くで、同行が作成した説明資料や特殊詐欺の啓発グッズなど約50セットを高齢者らに配った。
 粟井正則支店長は「信用金庫では特殊詐欺対策に力を入れている。未然防止に向けて出金制限を始めることに理解を」と呼びかけている。
 県内で2020年に認知された特殊詐欺の被害は、102件で総額約5億2010万円(前年約2億1860万円)。津山署管内は6件(同3件)、約6480万円(同約210万円)で、被害者は70〜80代が占めた。

信用金庫の新たな特殊詐欺防止策について来店客に説明する職員と署員


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