津山商工会議所の文化・観光・スポーツ振興委員会は26日、市内の高校生との意見交換をもとにまとめた「観光振興に関する提言書」を谷口圭三市長に提出した。
提言は三つの重点項目からなり、「観光振興に関わる人材の育成」では、若年層のまちづくり参加促進のための取り組みなど。「既存資源の活用と新たな観光地の開発」は、コロナ禍による新たな需要の高まりに対応した観光の開発支援、地域交通インフラの充実など。「観光産業の生産性向上」では、観光関連産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた支援体制の構築などを要望している。
この日、山北の市役所を松岡裕司副会頭、河本義登委員長ら4人と津山東、津山工業、津山商業、美作高校の生徒4人が訪問。松岡副会頭が「若い世代が純粋な気持ちで大人と意見交換し、津山に対する思いを提言書にまとめた」とあいさつし、河本委員長が谷口市長に手渡した。
生徒4人は「市内を走るバスに英語と中国語の音声案内を入れたら、外国人観光客の観点からも地域公共交通のインフラの充実になるのでは」「津山にはいろいろな科がある高校がそろっている。イベントの盛り上げや市の問題解決に向け、一緒に何かを作ることができれば」と一人ひとり発表した。
谷口市長は「若い世代のみなさんが地元に熱い思いを持ってくれてうれしい。津山が元気になったと思ってもらえるよう取り組んでいきたい」と述べた。
津山商工会議所の文化と観光とスポーツ振興委員会 「観光振興に関する提言書」
- 2022年8月29日
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