高校生への食育教室(津山市主催)が18日、津山商業高(山北)で開かれ、3年生78人が健全な食生活について認識を深めた。
市健康増進課の職員が講師を務め、クラスごと4班に分かれて体験。食育SATシステムのコーナーでは、ICタグ内蔵の料理のサンプルで各自よく食べる主食や主菜、副菜を選んで栄養バランスを診断する機器に置き、結果のシートで過剰になりがちな塩分や脂質、不足しがちなカルシウムなどをチェックし、アドバイスを受けた。
さらに展示コーナーには、3年生全員(157人)を対象にした事前アンケートの結果、朝食摂取率が61・5%、野菜を毎食摂取する率が15%だったことなど問題点が指摘され、栄養成分表示に関する知識も啓発。このほか正しい箸(はし)の持ち方で大豆を30秒以内に別の皿に移す個数をカウントし、心の健康とコミュニケーションに関する話も聞いた。
2組の安藤杏さんは「栄養バランス診断では思った以上に鉄分とカルシウムが不足し、脂質が過剰だった。今日の学んだ内容を参考に改善していきたい」と話した。
同教室は若年層の食に関する課題改善を狙いに市と連携して恒例で開き、後半の20日も3年生2クラスで実施。
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料理サンプルを選んで栄養バランスの診断を受ける高校生たち
津山商業高校で食育イベント
- 2022年10月19日
- 教育・保育・学校