津山圏域消防組合は、山岳事故を想定した救助訓練を奈義町内の那岐山山中で行い、有事の対応力向上を図った。
東消防署、日本原分署、警防課、美作地区消防指令センターから救助隊員計約40人が参加し、先月末と今月9日に実施。
登山中に滑落した男性が負傷して動けない想定で開始し、GPSアプリやドローンを活用しての捜索から実践した。要救助者を低体温症防止のシートで覆い、けがの応急処置を施して山岳用担架に固定した後、ザイルロープなどを使って声を掛けながら急斜面を下ろし、登山口まで搬送した。
この訓練は昨年度から実施。同組合の管内では、山岳事故で昨年5件、今年4件(26日現在)救助隊が出動している。
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山中で要救助者への応急処置を実践する救助隊員
津山圏域消防組合 山岳救助訓練
- 2021年12月31日
- 総合