津山圏域消防組合 本年度上半期の火災発生状況まとめ

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 津山圏域消防組合は、本年度上半期の管内の火災発生状況をまとめた。総件数は80件で、前年上半期の48件と比べて2倍近い32件増加している。負傷者数は11人(前年同比1人増)で、死者数は昨年と同じく1人。
 主な出火原因は、「その他」に分類されている計41件(同20件増)。全体の約半分を占めている原因について消防本部予防課は、「刈った草ではなく、家庭ごみなどを焼き、木や建物に燃え移ったというケースがよく見られた」と話す。廃棄物の野外焼却は、廃棄物処理法で原則、禁止されている。「違反すれば、厳しい罰則がかかるので決してしないように」と注意喚起している。
 ほかに、「たき火・火入れ」が2番目に多く27件(8件増加)、3番目は「たばこ」で、4件(同3件増加)。不審火が1件発生しており、現在調査している。
 火災の種別では、工作物などの「その他」を除き、「建物」が27件(同14件増)、「林野」11件(同5件増)「車両」3件(同3件減)。建物火災では1人の死者と、5人の傷者がでた。林野で1人、その他で5人がけがを負った。
 同課は「野焼きのつもりが予想以上に燃え広がる場合も。消防署に必ず届け出を出し、防火対策を十分に行うように。風の強い日はやめるなど基本を守ってほしい」と呼びかけている。

今年上半期に起きた火災=くめの久米産業団地内で


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