津山工業高校土木科=岡山県津山市=の生徒が17日、国交省職員らと一緒に、国道に異常が無いかを点検した。将来の土木技術者を育成するプロジェクトの一環で、補修作業の見学も今年中に予定している。
3年生5人と同省岡山国道事務所津山出張所の職員らが参加し、伏見町から昭和町までの国道53号を700メートルほど歩いた。
生徒は、砂などが詰まった歩道の排水溝や破損した植樹帯のブロック、変形した防護柵などを見つけると、位置をメモしてスマホで撮影し、専用の共有サーバーに写真を送って道路管理者への報告を完了させた。黄色い車体がトレードマークのパトロールカーの見学もあり、設備の説明を受けていた。
森岡亮太さん(18)は「注意して見たら異常箇所は意外とあった。交通への影響がないように日ごろから点検しなければならないと感じた」と話した。
確認した箇所の補修の見学を含め、11ごろまでに計3日間の日程を組んでいる。
同省岡山国道事務所では、4年前から、県内の工業高校と道路点検を実施。今年は岡山工業高校、笠岡工業高校でも行われた。
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道路の異常箇所を点検する土木科の生徒
津山工業高校土木科の生徒、国交省職員らと国道に異常が無いかを点検/岡山・津山市
- 2020年7月21日
- 教育・保育・学校