津山市は21日、アルネ津山(新魚町)と津山鶴山ホテル(東新町)に整備されるサテライトオフィスが、3月27日にプレオープンすると発表した。アルネ津山の施設の名称は「コトヤド(COTOYADO)」に決まった。
国の「地方創生テレワーク交付金」を活用し、市が開設を支援。最新のセキュリティと通信規格に対応した高速インターネット環境を整備する。津山街づくり会社、津山鶴山ホテルがそれぞれ整備・運営する。
アルネのオフィスは、3階床の一部を活用して1月中旬から本体工事を開始。個人向けのコワーキングスペース、法人向けのレンタルルーム7室などからなる。施設内は、セキュリティ性を考慮した通信環境(最新規格「Wi―Fi6」対応機器導入)や、顔認証を利用した電子錠、サウンドマスキングの導入などのICT環境の整備により、安全、快適、便利を実現する。利用は窓口で会員登録後、ネット上で予約できるシステムを構築中で、1時間330円(学生220円、税込み、駐車料金込み)からの使いやすい料金設定とする。
施設名称は、未来の文化やさまざまなコトが宿る場所の趣旨から名付けられた。さまざまな活動を行う人が滞在し交流する拠点であるとともに、文化・商業・公共などのさまざまなコトが交わり、新しいモノが生まれていく施設を目指すとしている。
津山鶴山ホテルは既存客室4部屋を改装し、個室型のテレワーク施設を整備。各部屋にはリモートロックを採用、最新のセキュリティと通信規格に対応した高速インターネット環境と安全な無線LAN設備を設ける。利用料金は部屋のタイプに応じて1日4950円から8250円に設定する。
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1アルネ津山に整備される「コトヤド(COTOYADO)」のロゴ