2020東京五輪・パラリンピックホストタウン事業の一環で、岡山県津山市内の柔道教室に通う子どもたちと柔道競技モナコ代表のセドリック・ベシ選手(30)とのオンライン交流会が26日に開かれ、子どもたちは憧れの五輪選手との触れ合いを楽しんだ。
福岡道場=津山市=から配信した。小中学生30人と谷口圭三市長ら関係者25人が出席。小学6年生の谷口湊真君が「楽しい会になればいいと思います」と歓迎のあいさつ。特別講義では希望者が背負い投げや大外刈りなどの技を披露し、ベシ選手がアドバイスした。
質疑応答では「どんな練習をしていますか」「恋人はいますか」などと質問攻めにし、ベシ選手は丁寧に答えた。最後に中学2年生の細川瑠歩君が「五輪選手と話ができて感激した。ベシ選手のように強くなりたい」と礼を述べた。ベシ選手は「日本の柔道を愛する人たちと会えて本当にうれしい」と話した。
津山市はモナコ公国のホストタウンとして登録。選手らは五輪開催期間中に来津する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でかなわなかった。