お盆最後の15日夜、津山市内の32会場で仏送りが行われ、家族連れらがしめやかに祖先の霊を送った。
山下の山下児童公園(連合町内会中央支部主催)では半円形に祭壇を設置し、午後6時すぎから地蔵院(小田中)の清田玲寂住職が読経。周辺18町内の家族連れらが次々に訪れて持参した供え物を積み上げ、ろうそくの薄明り、くゆる線香の煙の中で静かに手を合わせていた。
京町の自営業男性(56)は「コロナ禍が続いているので今夏も家族5人だけで仏様を迎えて過ごしたが、来年こそは親族が皆集えるお盆になるよう祈った」と話していた。
仏送りの会場は、各家庭から出される供え物をまとめて処理するため町内会などが設置。市都市整備公社が16日朝、2・4?を回収した。
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仏送りの会場で祖先の霊に手を合わせる人たち=山下で
津山市内の32会場で仏送り
- 2022年8月16日
- 歴史・文化