津山市出身で、大阪を拠点にシンガーソングライターなどとして活動するTokoさん(本名・髙橋朋子)が絵本を初出版した。題名は『太陽さんになったお月様』。主人公の月が、ありのままの自分でいることの大切さを知る物語だ。
実家は山下の理美容店・ビューティーアートタカハシ。07年に音楽家としてデビューした。幼少の頃から絵を描くのが好きで、10年から本格的に作品を制作している。
パステル画で描かれた絵本には、きらきらと輝き、いつも動物たちから人気の太陽が登場。うらやんだ月は着ぐるみを着て成りきったが、「お月さまがいてくれるからぼくらは安心して眠ることができる」などと皆が言ってくれるようになり、見失っていた自身の価値に気付くというあらすじになっている。
実は、主人公の月はかつての自分の姿を重ねたという。自信を取り戻してくれた友人らへの心境をつづったメモなどを元に仕上げた。「『そのままの自分でいい』。そんな気持ちを、子どもから大人まで読む人たちに感じてもらいたい」と話す。
A4版。読み聞かせの音源と作詞作曲を手掛けた4曲を収録したCDの付録がつく。2500円(税抜き)。市内ではビューティーアートタカハシと照文堂書店(堺町)で購入できる。ホームページ(https://tokonoengawa.thebase.in)でも買える。市立図書館で貸し出ししている。
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CD付きの絵本を初出版したTokoさん
津山市出身のシンガーソングライターTokoさん、絵本初出版
- 2021年2月1日
- ひと