杭州アジア大会のテニス女子シングルスで、岡山県津山市出身の加治遥選手(29)=島津製作所=が銅メダルを獲得した。
優勝にパリ五輪の出場権がかかる中、先月28日の準決勝戦で中国選手と対戦。第1セットを6―4で先取するも第2、第3セットは0―6、1―6と圧倒され、逆転負けした。3位決定戦はなかった。
五輪の切符は惜しくも逃したが、8月の全米オープンシングルス予選出場の勢いそのままに大健闘しての銅メダル。
「日本代表として参戦でき光栄。銅メダルはうれしい気持ちもあるが、オリンピック出場権を獲得できず悔しい。タフな試合を乗り切り、準決勝ではアウェーの中でも全力を発揮することができ、次につながる大会となった」と同社を通じてコメントした。
加治選手は、秀実小1年生のころからテニスを始め、大学時代には全日本学生室内テニス選手権大会シングルス2連覇。2017年にプロ契約して7年目。