第76回県北軟式優勝野球大会(津山朝日新聞社主催、津山野球協会主管、内外ゴム、スポーツショップムサシ協賛)最終日は17日、津山スポーツセンター野球場=岡山県津山市勝部=で準決勝、決勝が行われた。決勝では津山市役所が津山消防署を6―5で下し、7年ぶり18回目の栄冠に輝いた。
同協会加盟Aクラス9チームが出場し、準決勝はNK中村工業所と津山消防署、津山市役所と津山信用金庫が戦った。
決勝は昨年準優勝の津山市役所と、リーグきっての強豪・津山消防署が激突。津山消防署が機動力を生かした試合運びで三回までリードしたが、四回に津山市役所の打線がつながり逆転。そのまま逃げ切り勝利を手にした。
【決 勝】
津山市役所
01140 6
20300 5
津山消防署
(市)片山、永松―河野
(消)高橋、小林―西村
▽二塁打=小林、高橋(消)
◇球審=竹林◇一塁=吹井◇二塁=畑◇三塁=産賀
2-2の同点で迎えた三回裏、津山消防署は1死三塁で3番小林が左翼へ二塁打を放ち加点。さらに4番林原の右翼への安打に二塁走者の小林が生還。2死二塁から6番高橋の中前打でこの回は一挙に3点を加点した。
直後の四回表、津山市役所は無死満塁から2番矢野の押し出し四球、さらに3番高木の内野ゴロが失策を誘い加点。その後2死満塁で6番庄司が2点中前打を放ち逆転。厳しい暑さの中、最後まで集中を切らさなかった津山市役所が優勝を決めた。
津山市役所・庄司恵一監督代理の話 若手が勝つ雰囲気をつくり、勝つ試合ができた。昨年は決勝で負けて悔しい思いをしていたので、勝利をうれしく思う。
津山消防署・出口佳裕監督の話 準決勝まではいい戦いができていたが、決勝はうまく噛み合わなかった。敗戦の悔しさをばねに練習を頑張りたい。
閉会式では本社から優勝、準優勝チームに優勝旗や盾、記念品などを贈呈し、柿内穂会長が最優秀選手らを表彰。久保信夫副会長が「素晴らしい試合をありがとう。十分に体のケアをして、ゆっくり休んでください」とあいさつし、熱戦に幕を閉じた。
【準決勝】
NK中村工業所
0000000 0
000100× 1
津山消防署
(N)八木―唐澤
(消)小原―西村
津山市役所
0001000 1
0000000 0
津山信用金庫
(市)吉田、永松―河野
(信)井上―岡、薮脇
【表彰】◇最優秀選手賞=矢野嵩博(津山市役所)◇敢闘選手賞=小原勇二(津山消防署)◇優秀選手賞=庄司恵一(津山市役所)小林尚人(津山消防署)