本年度津山市成年後見セミナー(同市、市社会福祉協議会主催)が16日、山北の市総合福祉会館で開かれた。福祉や司法関係者、市民後見人ら約60人が制度を通した支援について理解を深めた。
日本福祉大学スーパービジョン研究センター・田中千枝子教授がビデオ会議システムを通じ「意思決定支援を考える〜司法とのチームで支える」と題して講演。被支援者の自己決定という福祉の原理原則のもと、福祉と司法が連携した「多面的、統合的な評価」の重要性を指摘した。
また、市権利擁護センター運営委員長・竹内俊一弁護士を進行役、田中教授を講師にケーススタディーを行った。市民後見人で現在3人を担当しているという70代女性は「本人の気持ちをどう尊重するのか参考になりました」と話していた。
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成年後見制度について理解を深める参加者
津山市成年後見セミナー
- 2020年11月17日
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