津山市立の全中学校で部活動が再開/岡山・津山市

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 津山市立の全8中学校で25日、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校に伴って休止していた部活動が再開した。感染防止策を取りながらの実施となる。放課後の体育館やグラウンドに、約1ヶ月ぶりに生徒たちの歓声が響いた。
 「久しぶりなので調子は悪いけど、みんなと一緒に練習できるのがうれしい」。勝北中学校=岡山県津山市=の男子バレー部主将の3年・佐藤暁斗君(14)は、悔しさや達成感を味わってきた仲間と再び汗を流せる喜びを感じている。
 この日から午後の授業も始まり、6時間目終了後の午後4時過ぎから6時前まで体育館で練習。1〜3年全15人が参加し、パスやサーブ、スパイクなどを行った。選手たちは終始楽しそうにプレーしていた。
 市教委では、運動への負担が大きいマスクの着用を除き、換気などの感染予防策の徹底を要請している。同部では、窓を開け、できるだけ部員同士の間隔を保ちながら実施するほか、ボールも消毒するという。
 顧問の羽原崇之教諭(27)は「バレーが大好きな子が多く、動いている姿を見ると私もうれしい。ボールを触る以上感染リスクがあると考え、手洗いなどをしっかりするように呼び掛けていく」としている。
 3年生にとって今年が最後の年となる。規模の大きい県総体や地区総体は中止が決定した一方、美作地区中体連では、進路を考える上で成果を示す機会を確保する必要性があることも考慮し、代替策を検討している。
 佐藤主将は「皆と大きな舞台を戦えないのは寂しいけど、もし代わりの大会が開かれることになれば、目標になる」と話した。
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練習を楽しむ男子バレー部の部員


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