津山市観光協会は28日、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受けている観光関連事業者への支援などを求める要望書を、谷口圭三市長に提出した。
要望は▽事業継続のためのテナント料、家賃の一部助成、廃業を余儀なくされた物件所有者に対する賃料の一部助成▽回復期需要喚起対策として、市内の飲食関係・宿泊関係・交通関係事業者らに使用できるプレミアム付き商品券の発行▽国・県の施策と連動して、延期・変更・中止した観光イベントなどを「復興イベント」として再企画、実施することへの支援▽県・関係機関とともに大規模キャンペーンを実施するなど、中長期的な観光振興事業の強化・充実―など10項目。
この日、松岡裕司会長ら5人が岡山県津山市山北の市役所を訪問。松岡会長が「先行きが見えず廃業を考えている事業者もいる。経済基盤の維持などの支援を求めるとともに、国・県の支援策に加えて市独自の政策もお願いしたい」とあいさつ。谷口市長は「ゴールデンウイーク明けには、国の緊急経済対策を含めた補正予算を編成したいと思っている。みなさんの不安を払しょくし、経済活動が持続できるよう、考えていきたい」と述べ、意見交換も行った。
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谷口市長に要望書を手渡す市観光協会の松岡会長ら