津山市は17日、地域の農業振興に取り組む「農業士」に、西田辺の勝山聖子さん(38)、川崎の近藤和人さん(50)、大田の山縣泰介さん(41)を認定した。
勝山さんはブドウとモモを出荷する約5㌃の果樹園を経営し、減農薬栽培や女性農業者に適した職場づくりに力を入れる。近藤さんは米農家として後継者がいなかった水田などを約18㌶にわたって手掛け、高性能機械を導入したスマート農業にも挑戦。山縣さんは久米南町で経営する牧場で乳牛約110頭を飼育し、ジェラートの開発などで6次産業化を進める。3人とも10年から20年ほどの経験がある。
谷口圭三市長が認定証を手渡し、「地域の農業のあり方に対して専門的な声を届け、リーダーとして盛り上げてほしい」と激励。3人は「地域に貢献したい」「胸を張れる役割を全うしたい」と意気込みを語っていた。
市は2004年に農業士の認定制度を設け、現在、3人を含む27人(男性16人、女性11人)が担う。
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新たに津山市の農業士になった3人
津山市農業士認定
- 2021年3月22日
- 経済・産業