津山市連合町内会大井東支部小地域ケア会議は、地域の課題に関するアンケート調査の結果をまとめた。日常生活の課題やまちの魅力づくりについて意見・要望が寄せられた。今後の地域づくりに活用する。
コロナ禍のため対面による住民のニーズ把握が困難なため、アンケート調査を実施。対象は中学生以上の723人で、昨年12月に行った。回収率は92・1%。
自動車の運転免許の有無や困りごとがあった際の相談相手など6項目。「生活の中で困っていること、不安に思っていること」では「自分の健康」が34・1%で最も高く、次いで「家族の健康」が27・3%。買い物や通院、部屋の掃除や片付けなど日常生活の困りごとを総計すると28・9%と割合が高かった。
「これから地域に必要な活動は」は「一人暮らしや高齢者世帯などの安否確認や見守り活動」が26・3%と最も高く、次いで「高齢者らの移動問題」が25・5%だった。
調査報告会が11日に中北下の久米公民館であり、住民約80人が参加。美作大・小坂田稔教授が「地参・地笑の暮らしづくり」と題して基調講演を行った。重松正起委員長(81)は「車の免許証、自然災害、高齢者の見守りが大きな課題であることが分かった。今後も住民一人ひとりの声を大切にしていきたい」と話していた。
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大井東支部小地域ケア会議住民アンケート調査報告会で耳を傾ける参加者
津山市連合町内会大井東支部小地域ケア会議
- 2022年9月14日
- 総合