企画展「津山朝日新聞で振り返る平成」が鏡野町竹田のペスタロッチ館で開かれ、30年余りにわたる美作地域の変遷やさまざまな出来事を取り上げた記事が来場者の興味を引いている。2月10日まで。
町内の有志から1970(昭和45)年〜2019(平成31・令和元)年の本紙約半世紀分を寄贈されたのを受け、町教委が企画。
ギャラリースペースに1年分ごとのつづりを並べており、訪れた町民らは思い出に残る出来事について調べたり、紙面に目を通しながら自身の節目の年を振り返るなどしている。その年の注目事が飾る元旦号1面に掲載された完成間近のアルネ津山(1999年)、苫田ダムの湛水開始(2005年)といった話題も関心が高い。2階の郷土博物館内では昭和後期のつづりも閲覧可。
同町下原の女性(73)は「苫田ダム関連など鏡野の記事も多く、時代の流れを感じる。デジタル全盛の今だが、身近な新聞であると同時に郷土の歴史の記録媒体としても価値を再認識した」と話した。
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平成時代の本紙が並ぶ会場
津山朝日新聞で振り返る平成
- 2021年1月28日
- 歴史・文化