津山東中学校(押入)の3年生が、美術の授業の集大成として、津山をモチーフにしたオリジナルグッズづくりやイベントの企画に取り組んでいる。作品は12月に岡山市北区の県立美術館で展示する予定だ。
地域がコロナ禍の影響を受けているのを知り、「津山をArtで応援しよう」と銘打ち実施。全213人が1学期から企画書の作成に挑戦した。
桜の模様をあしらった横野和紙の扇子や津山城の石垣柄のクッキーは、「伝統技術を生かし斬新なアイデアを取り入れた町」をアピール。町歩きが面白くなるようなカッパの像の設置、名所を巡るスタンプラリーの実施など、市外に魅力を伝えるためのユニークなアイデアが出た。
3年2組の佐藤由実さんは、みんなが好む食べ物で地域を応援しようと考え、ハンバーガーのサンプルを制作している。「ホルモンうどん」からヒントを得て、作州牛のホルモンをパテにし、バンズには桜など地元を象徴する模様を入れよう考えている。「工夫をすればもっといい作品ができる。今までしなかった事に挑戦できて楽しい」と話した。
生徒たちは29日から、考えた企画書を見ながら作品を作っている。紙粘土をこねて模型をつくったり、絵の具やマーカーなどを使って模様を書いたりして10月下旬の完成を目指している。
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紙粘土を使ってサンプル作品を作る生徒