津山東公民館主催の「大人のまち歩き」が18日、西新町の洋学資料館周辺で開かれ、熟年者から初心者まで11人が地域の旧跡巡りを楽しんだ。
同資料館の小島徹館長らが案内し、津山の名手の墓所のある寺院など4カ所を巡った。
林田の證誠山大信寺では、明治屋の創業者・磯野計の先祖累代の墓所を訪れ、人となりや麒麟麦酒の前身を創設した功績を称えた。さらに墓標にも刻まれている磯野家の家紋の「三ツ鱗」は、明治屋の社標に使用されていることを聞いた。
同所の箕作家の墓所は、津山藩医の箕作阮甫の兄や両親らが横一列に祭られ、案内解説板を設置するなどして現在まで整備されていると説明を受けた。
このほか松本山千光寺では津山藩医の野間栄斎や渡邉貞順の墓、同資料館の企画展も見学した。
まち歩きに初参加の菅岡篤之さん(74)=西新町=は「身近な所に貴重な史跡があることに驚いた。今後も参加したい」と話していた。
P
墓所巡りを楽しむ参加者
津山東公民館主催「大人のまち歩き」
- 2022年10月20日
- 歴史・文化