津山東高校、1、2年生240人がラトビアやEUついて理解を深める

教育・保育・学校 津山東高校、1、2年生240人がラトビアやEUついて理解を深める
         

 東京都の駐日ラトビア共和国大使館のダツェ・トレイヤ・マスィー大使による講演が10日、津山東高校(林田)で開かれ、普通科の1、2年生240人がラトビアやEUついて理解を深めた。
 トレイヤ・マスィー大使は「EUが第二次世界大戦をきっかけに平和を築くため各国の政治のリーダーが動き出したことで誕生した」と説明。「現在、ラトビアを含む27カ国が加盟し、平和と繁栄、『多様性の中の統合』など、共通的価値観を持ち、紛争地域への支援活動などをしている」と述べた。
 「また、戦略的パートナーシップ協定を結んでいる日本とEUは互いの価値観を共有でき、デジタルなど科学技術向上ために協力して学んでいる」と前置きをし、「自分も日本に来て、多くのことを勉強した。みなさんも留学などを通してEU諸国の人たちと交流してほしい。必ず将来のためになる」と呼びかけた。
 その後、祖国のラトビア共和国を紹介。生徒はスライドに写る中世時代の風情が残る首都リガの街並みに見入っていた。2年生の羽生彩乃さんは「とても興味のある内容だった。ボランティア活動などをして、海外のことをもっと知りたいと思った」。
 トレイヤ・マスィー大使は「生徒たちは思慮深く、話を聞く姿勢がすばらしい。目標を持ち、いろんな分野に興味を持って進んでほしい」と話した。
 同講演は青少年が海外に関する知識を深めるのを目的に、EU加盟国の大使館から大使らを派遣し、出張授業を行うプロジェクト「EUがあなたの学校にやってくる」の一環として開催した。


講演をするトレイヤ・マスィー大使


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