津山東高校(林田)と姉妹校のカナダ・ケロウナセカンダリ―スクールの生徒たちが2日、初めてオンライン形式で交流した。異文化に触れるとともに新型コロナウイルス禍の中での学校生活などを報告した。
同スクールには15~18歳が通い、姉妹校縁組は2019年に締結。調印後初の派遣交流事業として、昨年12月に津山東高の希望者が現地のブリティッシュコロンビア州ケロウナに滞在する予定だったが、コロナ禍を受けて中止した。
両校約20人ずつがビデオ会議システムを使って参加。互いに作成した資料を使って学校行事や学習科目、クラブ活動などを紹介した。近況としてウイルス感染対策に触れ、津山東高はイベントの中止のほか検温、換気などに日々取り組んでいることを説明し、同スクールはパソコンなどの共有物を使用した場合に自身で消毒したり使用記録を残したりしているとした。
積極的に英語で思いを伝えていた普通科2年生の杉山瑠唯さん(17)は「簡単な言葉でもいざとなると出てこない。直接会いたけど移動せずに交流できるのは良い点だった」と話した。
1年おきに生徒を派遣し合うこととしており、中止分の交流事業を今年12月で検討しているという。
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ビデオ会議システムを使って交流する生徒
津山東高校(林田)と姉妹校のカナダ・ケロウナセカンダリ―スクールの生徒たちが2日、初めてオンライン形式で交流
- 2021年3月3日
- 教育・保育・学校