津山発祥の「リズムトレーニング」を普及するためのシンガポール法人の設立調印式が10日、岡山県津山市大田のグローブスポーツドームで開かれた。海外拠点は5カ所目。
一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会(略称STAR、津田幸保代表理事)と、STARシンガポールとの間で契約を交わした。代表のジャスティン・ローさん(44)と副代表のコックレオン・チーさん(49)が来津。それぞれが調印した契約書を交わした。
ジャスティンさんとコックレオンさんは元バレーボールナショナルチームの選手。ジャスティンさんはハンドボール協会の会長で、今年1月、沖縄で合宿した際リズムトレーニングと出会った。「子どもからお年寄り、プロの運動選手に至るまで、楽しみながらできるところがいい」と話す。
コックレオンさんは「とても印象的で、リズムトレーニングの生みの親である津田さんと会いたいと思った。自分の身体を、自分で自由に操る能力を身に付けるのにものすごく役立つと思う。シンガポールの子どもたちに体験させてやりたい」と語る。
「文化や社会システムの違うシンガポールで、リズムトレーニングがどのくらい受け入れられるのか、とても楽しみ。東南アジアでの反応がとてもよく、次はタイ、ベトナムも視野に入れている。世界中の皆さんにリズムトレーニングを楽しんでいただきたい」と津田代表理事(49)。
今後は来年早々、現地のマスタートレーナーを育成するための合宿を津山で行う予定。