津山署管内「秋の交通安全県民運動」

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「秋の交通安全県民運動」(21〜30日)を前に、津山署管内(津山市、鏡野町)の推進大会が20日、同町竹田の町中央公民館で行われた。期間中は自治体や警察などの関係機関が連携を強め、無事故で安全な地域を目指す。
 スローガンは「思いやり ゆとりは無事故へ つづく道」。重点目標は▽子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保▽飲酒運転の根絶▽横断歩行者優先の徹底▽運転中のスマートフォンなどの使用禁止の徹底―などを掲げている。
 推進大会は、コロナ禍を配慮し、規模を縮小して実施。市や町、各交通安全対策協議会、同署などの関係者約30人が出席した。山崎親男町長、谷口圭三市長が「みなが心にゆとりを持ち、決められたルールを守ることで交通事故は減らせる」、「自身も心にとどめて、安全運転を行う」などとあいさつ。光本博一署長が「人身事故数は減ったが、死亡者数や物損事故は増加しているので、注意が必要。運転手、歩行者ともに意識を高めてほしい」と話した。
 出発式では、白バイやパトカー、交通安全指導車など計約8台が、広報活動を行うため出発した。
 真庭、美咲、美作署管内では21日に推進行事を開催する。
 津山署によると、今年1月1日から9月19日まで、管内で発生した物損事故は1636件(前年同期比28件増)、人身事故は140件(同10件減)。死者は3人(同2人増)で、このうち高齢者と若者計2人が、自損事故で亡くなっている。「運転する際は、あわてずに集中してほしい。また、無理のないように体調にも気を配って」と呼びかけている。

街頭啓発活動に出発するパトカー


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