津山市連合町内会久米支部の第1回防災研修会が9日、中北下の久米公民館であり、地域住民が災害時に自助、共助が欠かせないことを再認識した。
同支部では従来、自主防災組織が8地区で活動している。2018年7月の西日本豪雨災害などを受け、地域全体で防災の意義を学び直そうと研修会を企画。全5回の予定で、市社会福祉協議会の協力も得て防災マップ作成や避難訓練を行う。
この日は町内会長ら約50人が参加。日本防災士会県支部の神田敬三支部長(63)が講師を務めた。
基礎から説明し、避難所については、現在の立地数では当然全人口を補えないため、地域ごとに用意しておく必要があると指摘。高齢化が進む中でも元保育士や元看護師、元消防士らは避難所で強力な人材になり得るなどとアドバイスした。いずれにしても重要なのは災害を■自分ごと■と捉えることとし、「身近に感じなければ防災の入口から中にさえ入れない」と話した。
山田誠支部長は「災害はいつ起きるか分からない。いざという時に助け合えるよう対応力を高めておきたい」としている。
P
第1回防災研修会の参加者
津山連合町内会久米支部で1回防災研修会
- 2021年5月11日
- 暮らし