津山郷土博物館で刀剣展

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 企画展「郷土の刀剣―新刀から現代刀まで―」(津山市主催)が山下の津山郷土博物館で開かれ、津山ゆかりの江戸時代初期から現代の名品が愛好者らを魅了している。3月21日まで。
 館蔵品と日本美術刀剣保存協会県支部津山分会(安藤幸夫会長)の会員らが保有する計17振りを展示。
 津山藩の刀工が手掛けた作品では、「兼景」の刀(1616年)や「兼先」の脇差(市重文、1789年)、「作陽幕下士細川正義」の刀(1848)や大身槍(県重文、1844年)などが並ぶ。
 一方、現代刀は県重要無形文化財保持者の安藤会長(刀銘広清)や次男の祐介さん(刀銘広康)ら伝統技術を継承する刀匠たちが鍛造した作品。さらに、かつては津山松平藩が所有し平安時代、丹波国大江山の鬼の頭領「酒呑童子」の首を切り落とした伝説で知られる「童子切安綱(国宝)」の写し刀もある。
 同館では「それぞれの刃紋の特徴や姿の美しさとともに、趣向を凝らした鞘(さや)、柄巻き(つかまき)といった装具も含め、郷土ゆかりの刀剣の魅力にふれてほしい」としている。
 午前9時〜午後5時。月曜休館。入館料一般300円、高校・大学生・65歳以上200円。

郷土ゆかりの日本刀に見入る愛好者


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