津山青年会議所(津山JC)が主催する自然体験「真夏の大冒険〜仲間と見つける未来への扉」が29日、岡山県真庭市蒜山の津黒高原温泉キャンプ場で始まった。小学生たちは3日間にわたり、工作やトレッキング、キャンプファイヤーなど自然の中でのキャンプを通して交流を深め、協調性や思いやりの心を学ぶ。
青少年健全育成事業の一環として実施している恒例のイベント。津山圏域に住む小学4〜6年の36人が参加した。
初日は、子どもたちは6班にわかれ、JCのメンバーらの指導や補助を受けながら竹の食器作りに取り組んだ。初めて手にするなたで豪快に竹を割ったり、のこぎりで切ったりした後、小刀ややすりで丁寧に形を整えて皿やコップを完成させた。箸やスプーンの作りにも挑戦。「力加減が難しい」、「細かい作業が大変」と苦労しながらも、慎重に道具を扱い、仕上げた。その後、ウオーキングラリーやアスレチックなどを楽しんだ。
勝央北小5年の山口璃々花さん(10)は「他校の人たちと話をしながら料理をしたり、物を作ったりするのはとても新鮮。協力して成し遂げると、とてもうれしくなる」と話した。