科学技術分野で将来活躍する児童・生徒を発掘して育てる「ジュニアドクター育成塾」の第5期生の開講式が6日、沼の津山高専で開かれた。選抜された小学5年生から中学3年生の受講生34人が、半年間にわたり月に2回、多様な科学実験や施設訪問などを通じて学びを深める。
来年2月までにプログラミングや生物などの実験のほか、県内外の科学関連施設や企業の見学を行う。
開講式では事業内容や学習評価調査などについて説明。主任教授らが「近い将来くる仮想空間と現実世界が合わさった新たな社会で活躍する人材になってほしい」と期待を込めて話した。
美作中2年の佐藤李映さん(14)は「プログラミングや電子回路を扱うのが楽しみ。将来は機械を動かす仕事をしたい」と話していた。
同塾は科学技術振興機構の支援で実施。今期終了時に第2選抜があり、今回の受講生から5〜6人程度が次のプログラムへ進む。5カ年事業で、今年度が最終年度となる。
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ジュニアドクター育成塾の事業内容などについて説明を受ける受講者
津山高専「ジュニアドクター育成塾」第5期生開講式
- 2022年8月8日
- 教育・保育・学校