津山高専=岡山県津山市=の2020年度入学式が5日、校内で行われ、190人が専門的な学問習得を目指し、学びやの門をくぐった。新型コロナウイルスの感染予防策として規模を縮小して実施した。
密集を抑えるため学科ごとに教室に分かれ、出席者はマスクを着用。予定した式典内容を省略し、進行に放送設備も使用した。
礒山武司校長は「高等教育機関であり、高度な技術的知識を学ぶことはもとより、倫理観と責任をもってほしい。たくさんのことを吸収し、自分の頭で考え、外に向かって発信してください」と式辞を述べた。
入学者による宣誓では、総合理工学科の上田奈々さんが「多様化する時代への対応力を身につけ、仲間たちと信頼関係を築き、学業や部活動に励む」、電子・情報システム工学専攻の宮原翔太朗さんは「実戦的技術者を志し、日々の努力を怠ることなく自らの意思で勉学や課外活動に励む」と語った。
本年度は、本科の総合理工学科が168人、編入学が7人、専攻科が15人。留学生は計6人おり、現在の入国制限で来日できていない人もいる。
授業は20日に始める予定で、各自で体温を測定し、登校後に当日の体調とともに報告してもらう。
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教室で入学式に臨む新入生たち
津山高専の2020年度入学式行われる/岡山・津山市
- 2020年4月6日
- 教育・保育・学校