平均身長170㌢という小柄なチームが3年連続で全国3位に輝いた。部員18人をけん引してきた2人の5年生は、悲願の決勝進出への思いを後輩たちに託し、引退した。
津山は中国・四国第2代表として8年連続9回目の出場。シードで2回戦から登場し、北海道代表で体格的にも大きい函館に53―0で完封勝ちし、4強へ。準決勝は2年前と同じ奈良との対戦となり、攻守に上回る相手に最後まで諦めない姿勢を見せ続けたがリベンジとはならなかった。
「奈良は展開が速く、守備も組織化されていて付け入る隙がなかった。圧倒されはしたが、終盤には自分たちの形もできた。この流れを来年につなげてほしい」と、5年の森本康太副主将(19)=上南中出身=。
同じ5年の植田光星主将(20)=奈義中出身=も「3位の壁をいつか打ち破らないといけない。もっと成長できると思うので、後輩たちには来年こそ決勝の舞台に立ってほしい」とエールを送る。その■バトン■を受け取った4年の田坂拓己選手(19)=岡山大学付属中出身=は「3位はやはり悔しい。新たな1年間は基礎からしっかり磨き直し、先輩たちの思いを背負って必ず決勝に進みたい」と決意を新たにした。
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仲間のプレーをたたえ合う選手たち