第56回全国高専体育大会陸上競技・日本高専陸上競技対校選手権大会に出場した津山高専陸上部が各種目で多くの好成績を出し、男子総合2位に輝いた。総合優勝した1995年度以来、26年ぶりの快挙。
大会は9月4、5の両日、宮城県で開かれた。男子各種目の成績は、岡田拓実、山口直起、森元春輔、西尾孔選手が出場した400㍍リレーと1600㍍リレーがともに1位。山口選手は200㍍と400㍍で2位。岡崎巧実選手は円盤投げで1位、渡辺侑選手も2位になった。ほかの種目でも8位以内の入賞が多数あり、総合2位を獲得した。また、女子は宗元早矢選手が200㍍で2位、100㍍で3位になった。
4日に山北の市役所で市長への報告会があり、選手を代表して5年の山口選手(19)=岡山市・山南中出身=、岡崎選手(20)=倉敷市・郷内中出身=、4年の岡田選手(18)=真庭市・落合中出身=が訪れた。
選手たちは「コロナ禍でもコーチがしっかり指導してくれた。今までで一番楽しい大会だった」「5年生最後の大会なので先輩を表彰台に立たせてあげることができうれしい」と喜びを報告。顧問の原田寛治教授は「5年前の中国地区大会では最下位という悔しい思いをした。その後、学外からコーチを招へいして指導体制を整え、選手へのさまざまなアドバイスが今回の成績につながった」と話した。
市長は「多くの住民に勇気と希望を与えてくれた。みなさんのファイトに心から賛辞を贈りたい」とたたえた。
p
全国大会で男子総合2位の快挙に輝いた津山高専陸上部