津山高校(椿高下)の家庭クラブに所属する理数科1年の渡邉芽衣さん(16)が、第67回県高校家庭クラブ研究発表大会(県高校家庭クラブ連盟主催)で最優秀賞に輝いた。県外に単身赴任している父親の食生活の改善方法を提案し、「家族への愛情あふれる研究」と評価された。
同大会は、各校にある家庭クラブのメンバーが日ごろの活動の成果やアイデアなどを被露し合う。11月11日にあり、県内12校から1人ずつ参加。例年は会場で行うが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、音声説明を入れたパワーポイントの発表資料をそれぞれ提出した。
渡邉さんは、仕事で埼玉県に住む父親と電話などで会話する中で食生活に偏りがあることに気が付いた。栄養バランスが良く、調理する負担も少ない料理として、サバ缶やイワシ缶と野菜を組み合わせたり、スーパーで販売する惣菜のおかずにひと手間足したりしたメニューを考案。故郷のイランの料理も加えるなどした。
「健康が心配。できれば実際に作ってあげたい」と渡邉さん。「最高賞は予想していなかった。成果を出せて自信につながった」と喜びを語った。
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家庭クラブ研究発表大会で最優秀賞に輝いた渡邉さん
津山高校家庭クラブ渡邉芽衣さん県研究発表大会で最優秀賞
- 2020年12月7日
- 教育・保育・学校