津山高校(椿高下)で12日、海外研修を希望する生徒12人がアルゼンチンに在住する研究者の講義を受け、英語で会話する「オンライントークセッション」が行われ、参加者は自身の語学力を鍛え、国際的な視野を広げた。
同校は2012年に科学技術振興機構の人材育成事業「スーパーサイエンススクール(SSH)」の指定を受け、その翌年からアメリカの大学の研究者らのもとに訪問するなどの研修を行ってきた。コロナ禍の影響で昨年度からリモートに変更して実施している。
今回は普通科自然コース2年・高橋勇成君(16)がメールで依頼したベルギー人の脊椎動物古生物学者・クリストフ・ヘンドリックスさんが講師役を務め、恐竜にまつわる最新の研究について語った。
生徒たちは皮膚や歯の構造、生息地、絶滅に至るまでのさまざまな話に耳を傾け、気になる点をいくつか質問。ヘンドリックスさんは熱心に受け答えていた。
高橋君は「興味のある分野だったので、ヘンドリックスさんが応答してくれて本当にうれしい。とても貴重な経験をした」。理数科2年・坂手清太朗君(16)は「実際の英語に触れて、聞き取る難しさがわかった。リスニングの力を鍛えていきたい」と話した。
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ベルギー人の古生物学者・ヘンドリックスさんの講義を受ける生徒たち
津山高(岡山県津山市) 英語でオンライントークセッション
- 2022年11月16日
- 教育・保育・学校