「自助の力」強化を 150人参加し防災訓練 消火や救命、救護も学ぶ/岡山・津山市

暮らし 発電機など防災資機材の操作を学ぶ住民
発電機など防災資機材の操作を学ぶ住民=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市の佐良山地区の防災訓練が10日、佐良山小学校グラウンドで開かれ、子どもからお年寄りまで約150人が地域の防災力の向上に励んだ。

 佐良山自主防犯防災会(上原勇三会長)の主催。これまで13町内会で持ち回りで行ってきた訓練が一巡し、コロナ禍を経て全体として行った。

 消防団による操法の実演に続いて4グループに分かれ、消火器による初期消火、AEDを使った救命、簡易担架でのけが人の救護、発電機など防災資機材の操作に取り組んだ。

 西消防署や市危機管理室職員、消防団員らが指導し、参加者は体験を通じて知識と技術を学んだ。おにぎりや豚汁の炊き出しのほか、駐在所から特殊詐欺などへの注意の呼びかけもあった。

 上原会長は「自助の力や地域で助け合う力を強化し、いつ起こるか分からない災害に備えたい」と話していた。


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