県北の谷川に春を告げる渓流釣りが1日、吉井川や旭川水系などで解禁され、清らかな流れにアマゴを狙う太公望たちでにぎわった。
奥津川地区などを流れる津川川では、ダム上流に残雪が多いためか下流域を中心に釣り人が詰め掛け、日の出とともにさおを手に入渓。ほぼ平水の中、イクラやブドウ虫をえさに深場のふち、瀞(とろ)などのポイントに仕掛けを巧みに流し、朱点鮮やかなアマゴ(俗称ヒラメ)を手中にしていた。放流魚が大半ながら、中には体側の斑紋が鮮やかな天然ものも。
20?前後の型ぞろい十数匹をびくに納めていた真庭市台金屋の会社員・布野惣一郎さん(36)は「やや小ぶりだが、半年ぶりにいい手ごたえを堪能した。今夜は妻や娘とうまい塩焼きを味わいたい」と笑顔だった。
県北ではアマゴのほか、イワナやニジマスが渓流釣りの対象魚となり、天然ものの盛期は5月以降。吉井川漁協管内の漁期は8月末まで。
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解禁日、アマゴを狙う釣り人=津川川で
渓流釣り解禁
- 2022年3月1日
- 自然